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【欧州】欧州特許庁(EPO)、2022年の年次統計(Patent Index)を公表

2023年07月

EPOが2022年のPatent Indexを公表しました。


1. 出願件数
(1) EPOが実際に審査を行う、欧州特許出願(European Patent Application)の件数は、2020年の新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響から大幅に回復し、過去最高の193,460件(前年比2.5%増)となりました。
(注:本記事において、欧州特許出願の件数は、PCTルートではなく直接EPOに出願されたもの(72,889件)と、EPOへの広域段階移行手続がなされたPCT出願(120,571件)との合計を表わします。)

(2) 出願人の国・地域別件数
出願人を地域別に見てみますと、EPO加盟国からの出願が全体の43.4%を占め、次いで米国が24.9%、アジア (日本: 11.2%、 中国: 9.8%、 韓国: 5.4%) が26.4%を占めています。EPO加盟国からの出願の割合は過去最低となりました。

欧州特許出願件数の上位10ヶ国は下表の通りです。

国名 出願件数 前年比
1. 米国 48,088 +2.9%
2. ドイツ  24,684 -4.7%
3. 日本 21,576 -0.4%
4. 中国 19,041 +15.1%
5. フランス 10,900 +1.9%
6. 韓国 10,367 +10.0%
7. スイス 9,008 +5.9%
8. オランダ 6,806 +3.5%
9. 英国 5,697 +1.9%
10. スウェーデン 5,036 +1.8%

(3) 技術分野別出願件数
技術分野別に見ると、2022年の出願件数が多い技術分野の1位から5位は、デジタル通信(16,705 件、前年比 +11.2%)、医療機器(15,683 件、前年比 +1.0%)、コンピューターテクノロジー(15,193 件、前年比 +1.8%)、電気機械・電気装置・電気エネルギー(13,951 件、前年比 +18.2%)、医薬品(9,310 件、前年比 +1.0%)でした。

(4) 企業別出願件数
企業別出願件数の上位10社は、下表の通りです。

企業名 出願件数 国/地域名
1. HUAWEI(ファーウェイ) 4,505 中国
2. LG(エルジー) 3,510 韓国
3. QUALCOMM(クアルコム) 2,966 米国
4. SAMSUNG(サムスン) 2,874 韓国
5. ERICSSON(エリクソン) 1,827 EPO加盟国
6. SIEMENS(シーメンス) 1,735 EPO加盟国
7. RAYTHEON TECHNOLOGIES(レイセオン・テクノロジーズ) 1,539 米国
8. BASF 1,401 EPO加盟国
9. ROYAL PHILIPS(フィリップス) 1,338 EPO加盟国
10. SONY(ソニー) 1,329 日本

2. 特許付与件数
2021年にEPOが付与した特許の件数は、81,754件(前年比24.9%減)となりました。

特許付与件数の上位10ヶ国は下表の通りです。

国名 特許付与件数 前年比
1. 米国 19,965 -27.2%
2. ドイツ 12,563 -23.9%
3. 日本 10,932 -29.0%
4. 中国 5,864 -14.8%
5.フランス 5,384 -20.8%
6. 韓国 4,383 -24.5%
7. スイス 2,970 -24.2%
8. イタリア 2,637 -17.6%
9. 英国 2,372 -26.0%
10. スウェーデン 2,218 -23.4%