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【日本】「特許庁ステータスレポート2023」が公表されました

2023年07月

特許庁ステータスレポートは、特許庁の統計情報及び政策の成果をいち早く発信する、年次報告書の速報版として作成されています。また、日本語と英語が併記されているため、国内外への情報発信ツールとしても利用可能です。
特許庁ステータスレポート2023には、知財動向に関する様々な統計情報等が掲載されていますが、その中から以下の項目について簡単に説明します。

1. 特許出願件数
2022年の、特許庁への特許出願件数*1は289,530件で、2021年の289,200件から330件の微増となりました。このうち、国際特許出願件数*2は75,892件で、過去最高であった2021年の72,782件を更に上回りました。国際特許出願を除く、特許出願の件数は減少傾向にあります。
日本の特許庁を受理官庁としたPCT国際出願の件数は、過去最高を記録した2019年の51,652件から、2020年は49,314件、2021年は49,040件と、漸減傾向にありましたが、2022年は48,719件と微増に転じました。

*1特許出願件数は、特許権の存続期間の延長登録の出願を含みます。
*2国際特許出願とは、特許協力条約に基づく国際出願であって指定国に日本国を含み、かつ日本国特許庁に国内書面が提出された特許出願です。件数は、国内書面の提出の日を基準にカウントします。

特許出願件数

        出典:特許庁ステータスレポート;12頁、図1-1-1

国際出願件数

        出典:特許庁ステータスレポート;18頁、図1-1-11

2.一次審査通知 (First Action) までの期間 (FA期間) と権利化までの期間
2021年度のFA期間*3は平均10.1か月と、2020年の10.2か月より若干早くなりましたが、2019年の9.5か月よりは依然遅い結果となりました。権利化までの期間*4は2020年の15.0か月から15.2か月と若干遅く、2019年の14.3か月からは顕著に遅い結果となりました。

  出典:特許庁ステータスレポート;49頁、図2-1-1

*3FA期間は、審査請求から審査官による審査結果の最初の通知(主に特許査定又は拒絶理由通知書)が出願人等へ発送されるまでの期間です。
*4権利化までの期間は、審査請求から取下げ・放棄又は最終処分を受けるまでの期間です。

3. 品質管理に関する取組
特許庁では、審査官による通知・査定等に係る書面について、出願人・代理人に発送する前に、審査室の管理職が実体面・形式面にわたり全件チェックします。そのうえ、様々なユーザーニーズを把握するため、企業との意見交換会、個別案件に関する意見受付、ユーザー評価調査が実施されています。2018年から2022年の特許審査の質について、ユーザー評価調査結果は以下の図の通り、概ね良好な評価が得られています。

        出典:特許庁ステータスレポート;53頁、2-1-4図

特許庁ステータスレポート2023の日本語・英語併記版及び英語版はそれぞれ下記のURLからご覧いただけます。

日本語・英語併記版
英語版